東京のコンビニが過大評価されるワケ
Do you like bread that magically stays fresh within a plastic bag for weeks? This is your place. (Photo by Flickr user Stéfan)日本のコンビニは、東京自慢の一つとしてたびたび取り上げられる。 食べ物、飲み物、日用雑貨が販売され、幅広い店舗網に 24 時間営業というのがコンビニ最大の魅力だろう。&
その大きな魅力の裏に隠された、コンビニの事実に人々は気づいているのだろうか? 今日のコンビニは、自分で料理をしたり、低価格で良質の食品を買いに近くのスーパーまで歩いたりする気にすらなれないほど疲れきった現代人が集う、消費快楽主義と崩壊したライフスタイルが危険に交差する場所とも言える。&
世界中から崇められている日本のコンビニのイメージをそこまで打破するとは、一体どういうことかと憤慨する人も多いに違いない。 以下に、主な理由 6 つを挙げよう。
1. コンビニの商品は割高
ここ数年の不況で、他社よりも 1 円でも多く売り上げを伸ばしたい、というのがコンビニの実情である。 コンビニ商品の上乗せ率を立証するため、スーパーとコンビニの商品価格を比較したWide Island View の結果は、想像以上にひどいものだった。 例えば、 セブン-イレブンの正体不明なスパゲッティ弁当を買う 500 で、高級スーパーでは、美味しいお弁当が買えてしまうのだ。&
コンビニの価格には、便利さが含まれていることは分かる。 でも、低価格のスーパーやドラッグストア、レストランも至るところにあるのである。 コンビニの便利さは、ロックコンサートでのダフ屋の便利さと所詮変わりないのだ。
2. 品質疑惑
西洋のコンビニで定番の ホットドッグやハンバーガーに比べれば、日本のコンビニに売られているおにぎりやお魚弁当は、非常にヘルシーに見える。 しかし、正常な味覚の持ち主ならすぐに気づくように、コンビニ弁当の多くには、膨大な量の塩分や保存料が使用されている。 (コンビニ食品が健康に及ぼす危険性について詳しく知りたい方は、コンビニ大リンクといったウェブサイトから情報が入手できる。)&
また、冬場になると登場するおでんは、コンビニのレジ横で蓋もされずに 1 日中置かれている。 おでん汁の中には、ナショナルジオグラフィックの特別版ができてしまうほど、肉眼では見えない雑菌が繁殖している可能性だってあるのだ。
3. コンビニには医薬品がほとんどない
早朝 4 時に頭痛で目が覚めたにもかかわらず、家には頭痛薬がなかったとき。 当然、コンビニで頭痛薬を買えると思うだろう。
ところが、ほとんどのコンビニでは、薬は扱っていないのだ。 ここ数年の規制緩和により、セブン-イレブンが店頭で医薬品の試験販売を始めたものの、ちょっとした鎮痛剤でさえ、いまだに手が届かない状態である。 代わりに、録画用 VHS ビデオテープや携帯用オセロなら購入できるので、 それらで頭痛を紛らすしかない。
4. 本物のビールは何処へ
コンビニの冷蔵食品ケースといえば、缶や瓶入りアルコール飲料が所狭しと並んでいるのが当たり前であった。 しかし、今日、本物のビールは、ずらりと並ぶ発泡酒や「第 3 のビール」に売り場を奪わてしまい、ガラスケースの一角にちょこんと置かれているという始末。 缶チューハイが、キリンクラシックや、エビスといった上級ビールの側で、我が物顔で並んでいるのにはがっかりしてしまう。&
これは、アルコール市場における味覚の低下によるもので、単なるコンビニの失態ではないのかもしれない。 ともあれ、コンビニでこの光景を目の当たりにする度に、残念でならない。
5. コンビニ業界の異様な味合戦
日本の飲料メーカーは、この 10 年間、コンビニでの販売スペースを少しで多く確保するため、驚異的なスピードで、様々なフレーバーの商品を発売し続けている。 突飛なコンセプトであっという間に消え去ったペプシあずきやペプシしそなどは、味の良さを追求して開発されたというよりは、コンビニ業界が利益追求だけを目的に造り上げた商品である。&
たくさんの人々が、次々と登場する新フレーバーに興味津々なのは分かるのだが、 新フレーバーの多くは期待はずれであり、例え人気商品となっても短期間のうちに店頭から消え去ってしまう。 飲料企業の研究開発費は、期間限定商品に費やされ、長く愛される商品開発にまで予算が行き渡らないというのが現状だ。& お陰で、記事のネタには事欠かないのは事実ではあるが。
6. 街に溢れ過ぎるコンビニ
東京にコンビニが溢れているというのは、周知の事実である。 街中で、互いの利益を奪おうとするコンビニ間の熾烈な競争が繰り広げられ、その他の良質なレストランや店舗の進出を妨げている。 また、コンビニが、24 時間中消費する冷暖房や店内照明は、環境問題である。
必ずしも日本からコンビニを一掃しようと主張しているわけではないが、隣の am/pm が閉店したら、躊躇なく Family Mart まで足を運ぶことは約束する。 また、新商品ペプシがなかったら、迷わず他のドリンクを飲もう。




