才能の温床であり、諸外国から高い注目にありながら国内での知名度が意外に低いJapan Fashion Week (JFW)は、謎に包まれていると言っても過言ではないだろう。
一般的に、デザイナーがなかなか自身のウェブサイトを更新しないため、新作コレクションやデザイナーの最新情報を得るのは至難の業だと言われている。
そんななか、今シーズンはショーの一部始終を公開するかのごとく、 予定されていたほぼ全てのステージが JFW公式ウェブサイトを通じてライブ中継された。
同ウェブ中継は大成功をおさめたようで、なかでもメンズウェアブランド Phenomenon は Ustream の視聴者数がその日の世界トップ 3 にランクインされたほど。

ショーまでの道のり
総額数百万円が投じられたとも言われる今回のショーで特にコストがかかったものと言えば、照明、ステージ機器、ライザーである。 過去の例から見ても、これら三種の神器は JFW の予算の 80 %を占めている。
「客席 2 列目にライザーを使いたかったのですが、コストがかかりすぎて使用することができませんでした。(原文英語)」と motonari ono のデザイナー小野原誠氏が話す。
3 ヶ月単位の契約が求められる西洋人女性モデルを始め、モデル契約料も決して安くはない。 これに対し、日本人モデルは比較的契約料が安く、
男性モデルになると小銭程度の稼ぎにしかならない。日本人男性モデルのなかには給料代わりに洋服をもらっている人だっているかもしれないのだ。
グリーンカーテンの裏側
騒々しく人々が動き回るファッション都市のバックステージと違い、JFW のバックステージは取り巻きやレポーターがほとんどおらず、静かである。
とは言うものの、筆者はSomarta、GVGV、 Nozomi Ishiguro、Liz Lisa、 Shida Tatsuyaといったお気に入りブランドのステージに臨むモデルたちの舞台裏にちゃっかり潜入してしまったのであった。
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