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File no.7 東京で怖いものめぐり

File no.7 東京で怖いものめぐり

TOKYO ほん怖マップ
ほん怖マップ東京にも怖いものはある。異界の扉をたたいてみよう。
暑い、暑い、夏がやってきた!スイカに風鈴、冷やし中華。 堪え難い猛暑のなか、なんとか涼しく過ごそうといろいろと試されている方も多いだろう。そんな貴方にCNNGoがお手伝い。「納涼」と切っても切れない怪談を、13(!)夜にわたってお届けする。日本だけでなく、上海、シンガポール、ムンバイ、バンコク、インドネシアからもウラメシヤ。13怪談が終わる8月13日の金曜日、貴方にも怪異が起こるかもしれない…

東京は安全な都市として世界的に有名だが、これはあくまでも人間界だけでのこと。 ハイテクな大都市の陰には、実に多様で不思議な物の怪が潜んでいる。

古来から日本には様々な化け物、妖怪、幽霊がいる。もちろん東京も例外ではない。 そんな異界のものたちと遭遇するのに役に立つのが、このTOKYOホラー•マップである。 夜といわず昼といわず奇妙な物音が聞こえたら、それは妖かしかもしれない。

1. 天狗、高尾山

天狗は山に住む。日本民話には欠かせない存在だ。 天狗は大きく2つにわけられ、赤顔の鼻高天狗、鳥の姿をした烏天狗がいる。 両者とも武道に精通、なかなか手強い。 高尾山の山頂にはいまだにたくさんの天狗が潜んでいるらしいから、山中は心して歩きたい。

謙虚で素直な心を持つ人なら天狗を怖がる必要はないが、傲慢で横柄な人には災難が降りかかる。気がついたら浅草にいた、という神隠し事件もあるのでご注意を。

最寄駅: 高尾山口 (京王線)、 グーグルマップ


 

 

2. 哲学堂、中野

設立者は井上円了(1858-1919)、「妖怪博士」と呼ばれた妖怪研究者だ。彼は迷信を打破するため、超自然現象解明に一生を捧げた。ソクラテス、カント、孔子、釈迦を一緒に祀った「四聖堂」などこの公園は世界哲学のために建てられている。園内に入るのに「常識門」を通るか。あるいは「妖怪門」を通るか。それが問題だ。ちなみに電話ボックスには女の幽霊がでるとの噂がある。

哲学堂: 中野区松が丘1-34-28、tel 03-3954-4881、 9am-5pm、 休園日:毎月第一木曜日

 

 

 

3.中野長者、中野

600年前、現在は東京都庁ビルのすぐ裏に、中野長者と呼ばれる大富豪がいた。

金銀財産を下男に背負わせ、地中に埋めることにした。ところがこの大富豪、帰ってきて下男がこの秘密を漏らしては一大事と、隠し場所が知られないよう抜き討ちに男を切りつけ、川の中へドボン。その投げ込んだ橋というのが「淀橋」だ。そう、あのヨドバシカメラの由来ともなるヨドバシである。 人を殺せば当然おこるのが、祟り。18歳の娘が結婚式当日に急死、その遺体に鱗が生え大蛇に化身したという。

淀橋: 中野坂上駅 (丸ノ内線), グーグルマップ

4. 閻魔堂、新宿

魂は死後、地獄の裁判官閻魔大王の前に引き出される。衣服をはがされ、脱衣婆が娑婆での罪の深さを量る。衣が重けりゃ地獄へまっさかさまというわけだ。新宿の太宗寺には、この巨大で恐ろしい閻魔像と脱衣婆像がある。毎年7月に御開扉があるので、生きているうちに一度、地獄の予行演習をしてみてはいかが。

太宗寺: 新宿区新宿 2-9-2www.monzen.net/taisoujiグーグルマップ

 

 

5. お岩さま、四谷

ああ、怖い!と思っても、落ち着いて考えてみると悪いのは夫じゃないか、と同情をよせる女性達も多いお岩さま。老若男女、誰でも一度は耳にしたことがある、日本で最も有名な幽霊だ。お岩さまに対する畏怖の念は今も健在で、彼女にかかわる話を取り上げるテレビ番組や映画などを製作する場合は、必ず於岩稲荷田宮神社で敬意をはらうのが通例となっている。

記事全体へのリンクは こちら


於岩稲荷田宮神社: 新宿区左門17、 グーグルマップ


6.のっぺらぼう、赤坂

半世紀前、赤坂の紀伊国坂は東京でも恐ろしい場所として知られていた。 日本ゴーストストーリーテラー、ラフカディオ・ハーンが書き上げた、のっぺらぼうの話『むじな』は有名である。のっぺらぼうは人間の姿をしているが、顔は目も鼻も口もなくツルリとしている。暗闇でぺろりと顔を撫でる人がいたら、それはのっぺらぼうかもしれない。


最寄駅: 赤坂見附 (東京メトロ), グーグルマップ

 

 

7. 秋葉大権現、秋葉原

秋葉原は日本のオタク文化のメッカとして有名だが、昔は下級武士の居住地域であった。「火事とケンカは江戸の華」と言われたように、江戸は火災が多かった。そこでここ一帯は火避け地とされ、秋葉神社が現在のJR秋葉原駅に勧請されたのである。秋葉原と呼ばれる所以だ。さてこの秋葉大権現、火伏せの神のみならず、通信/伝達能力にも長けているらしい。秋葉原が世界的な電気街として栄えるのも実は理にかなっていたのである。なお、秋葉神社は1888年に台東区へ移転されている。


秋葉神社: 台東区松が谷 3-10-7 グーグルマップ
最寄駅: 入谷 (日比谷線)



8. 鎮護堂、 浅草

浅草の裏道は、妖怪狸たちの棲みか。 いたずら好きで悪名(?)高いタヌキは変身がとても上手である。大きくて万能なタマタマの持ち主としても有名、日本を訪れる外国人観光者を仰天させている。

見事なゴールデンボールを持つタヌキ像はありとあらゆる場所にあるが、浅草にはタヌキを祀った社がある。浅草寺の敷地内にある鎮護堂だ。 黄昏時は、彼ら達に化かされないように御用心。

鎮護堂: 台東区浅草 2-3-1www.senso-ji.jp/guide/chingodo.html グーグルマップ




9. 河童、合羽橋通り

東京で有名な調理器具の問屋街、合羽橋通り。実はここに河童伝説が存在する。なかなか工事がすすまない人間達の姿に見かねた隅田川の河童が、なんと橋工事を手伝ったというのである。かっぱ橋は、時にはフレンドリー、時には凶暴にもなる妖怪河童にちなんでつけられた。

曹源寺は裏道に隠れ目立たないが、河童を祀った寺である。 事前に予約をすれば、河童の手のミイラを見学することができる。

曹源寺 (別称:河童寺):台東区松が谷3-7-2 グーグルマップ
最寄駅: 田原町 (銀座線)


10. 将門の首塚丸の内

日本で最初の武士、平将門公。はねられた首が埋葬されているといわれる塚である。大都市東京の一等地にもかかわらず、ここだけは古色蒼然、タイムスリップしたかのよう。その理由は単純、たった数十坪の土地が激しく祟るからである。日本人、米国人おかまいなし、GHQでさえも工事を中止した最強の怨霊だ。とはいえ、将門公は江戸の産土神、東京の守り神。不敬者にはガンガン祟って頂きたい。

記事全体へのリンクは こちら

場所: 千代田区大手町 1-1-1、 グーグルマップ

 

 

 

11. 幽霊坂、三田

名門慶應大学の周辺にある何でもない坂が「幽霊坂」と呼ばれる正確な理由は、誰も知らない。幽霊は多いだろうが、車の通行も多いので要注意。

幽霊坂: 港区三田4丁目、 グーグルマップ

 

 

 

 

12. 鳥居、羽田空港

羽田空港の駐車場のど真ん中に、長いこと駐車場には場違いな鳥居がたっていた。 GHQが羽田を国際空港にするということで、この鳥居を撤去しようとしたが説明のつかない事故が相次いで起こったために断念。誰もが祟りだと噂した。

地元住民による長年の計画と寄付により、1998年に滑走路の拡大に伴い鳥居は無事800メートル移動された。

羽田空港: 大田区羽田 4-6-11グーグルマップ
最寄駅: 穴守稲荷 (京浜急行電鉄空港線)

 

筆者、イラストに関して:  『(英文版)外国人のための妖怪サバイバルガイド"は、依田寛子とマット・アルトによる共著。 イラストレーターの信吉は、東京を中心に活動中。オンラインポートフォリオは こちら

Hiroko Yoda and Matt Alt run AltJapan Co., Ltd., a Tokyo-based  company that specializes in translating video games and other pop culture. They are the co-authors of "Yokai Attack! The Japanese Monster Survival Guide," "Ninja Attack! True Tales of Assassins, Samurai, and Outlaws," and "Yurei Attack! The Japanese Ghost Survival Guide."

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