35 分: 東京で最も重要なアーチスト経営のギャラリー
The original neon '35mins' photo development sign is repurposed with an ironic edge.使用されなくなった写真処理ラボ、35 分は、今東京で最も注目されているアーチスト経営ギャラリーの 1 つだ。 この 1 年でカルト的人気を集めているマイナーな街 新井薬師(地図はここ)にあるこの小さなスペースで、 月に一度写真展示会が開催される。展示する 7 人の写真家は「35 Minutesmen」と呼ばれている。
Araiyakushi Photographers Society (APS)と自称するメンバーは、酒航太、長広恵美子、塩田正幸、順平、真田敬介、Tomoko Daido、そして Pai (敬称略)であり、2009 年 3 月以来共同で展示会を行っている。
デジタルカメラの普及に伴い、フィルムやアナログカメラが使用されなくなり、写真処理ラボが単なる街の残骸と化している今日、使われなくなった写真ラボをギャラリーとして蘇らせるというのはある意味では文化財保存のようにも思える。 しかしアーチストにとっては、もっと実用的な狙いもあった。
「私たちも若くありません。自分達の写真を活かす機会にも限りがあります。 ですから自分自身でそういった機会を作り出しているのです。」と真田さんは話す。
多くの若手アーチストが 1990 年代に採用した D.I.Y. 精神に基づいてデザインされた 35 Minutes は、オープンでインディー系な雰囲気。 展覧会を主催した理由を塩田さんに訊いたところ、特別な計画や構想などは全くなかったという答えが返ってきた。
「ただ友人達に参加してみないかと誘っただけです。 展示会にはそれ以上のことを意味するようなコンセプトはありません。」
他の多くのアーチスト同様、塩田さんにも商業写真経験があり、1990 年代の「Tokion(トキオン)」などの雑誌に寄稿、写真集も出版している。 35 Minutes の参加者は真の写真ファンであり、イメージの概念を渇望している。

意味深く明確な写真もあれば、そうでないものもある。 しかし「35 分」に昔からあったネオンライトの下をくぐり、古い現像剤や汗と安いアルコールの混ざった活気ある匂いを嗅ぐと、「35 Minutesmen」は写真展という名のパフォーマンスアートもしくはパーティーであることに気づく。 屋外ではバーベキューで野生の鹿がローストされており、 近所の居酒屋店のオーナーも展示会に立ち寄る。 画家五木田智央氏が、来場者の即興ポートレートを描く。 群衆は商店街に流れ出る。明らかにバスやタクシーをもう一歩のところで逃した様子。 そしてすべてがカメラのフラッシュとクリック音であふれた。
つまるところ、35 Minutesは写真そのものを祝うことができるスペースである -- お金、名声、そしてアートの世界の厄介な問題から意図的に距離を置きながら。
35分: 東京都中野区上高田5-47-8(西武新宿線新井薬師駅)、電話なし、www.35minutesmen.com
展示会の詳細についてはウェブサイトをチェック。
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