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「30 Rock」 が注目した日本の抱きまくら現象

「30 Rock」 が注目した日本の抱きまくら現象

受賞も果たした NBC のコメディ番組で、ジェームズ・フランコさんが「ニューヨークタイムズ」の記事からアイデアを得た、抱き枕に愛情を抱くオタクを熱演
Japanese body pillowThese particular body pillows feature characters from the popular game "DOA." (Photo by Flickr user bdu)

1 月 14 日放送のアメリカのコメディドラマ「30 Rock」 で、俳優のジェームズ・フランコさんが、キミコたんと名付けた秘密の恋人である抱き枕と共に登場するシーンが展開した。 (JezebelHuluの映像はこちら。)

このエピソードは、「ニューヨークタイムズマガジン」で 2009 年 7 月に掲載された「Love in 2-D(二次元ラブ)」という記事を基に構想を練ったものである。 記事では、女性アニメキャラクターが描かれた抱き枕を、片時も手放さない幸薄い 30 代後半の兄さんと呼ばれる男性について紹介している。 この兄さんは、抱き枕を「ネムたん」と名付け、まるで彼女のようにどこに行くときも連れて出かけているのだ。

抱き枕は、秋葉原オタク文化の定番とも言える商品だが、兄さんが「ネムたん」に対して注ぐ愛情は、平常の域を確実に超えている。 しかしこの兄さんは、「ニューヨークタイムズ」がこの記事中で示す「架空のキャラクターと恋に落ちてしまう日本オタクカルチャーの繁栄」の実態を示すような典型例ではない気がする。 現実世界で恋人を持つことを諦めてしまったオタクたちが多いことは事実だが、そういったオタクが、皆、等身大の抱き枕を抱え、街に繰り出しているわけではない。 (Mutantfrog による関連記事はこちらから。)

しかし、このいささか誇張気味の記事も、アメリカのコメディ番組のネタとしては成功したようだ。 「30 Rock」 のエピソードでは、このロマンスと無縁の日本のオタクたちの性フェチを、ハリウッド俳優が必死に隠さなければならない性的欲求に姿を変えて表現されている。 「萌え」や「~たん」といった表現を適切に使っている点も評価に値する。

寂しさを紛らわしたり、ホームドラマの脚本のインスピレーションを得るために抱き枕が欲しい方は、オタクの聖地秋葉原中野ブロードウェイで購入可能。 既にお持ちの抱き枕に描かれた女の子たちがやきもちを焼かないように、 新しい抱き枕を買っても秘密にしておこう。