Tabloid Tokyo: 最先端アートとファッションの発信地
Lady Gaga により初めてお披露目されたこの巨大倉庫は、タブロイド誌の古い印刷工場から最先端を行く様々なクリエイターが集うスポットへと変化を遂げた。
By Misha Janette 9 July, 2010Tabloid は、タブロイドビジネス誌、夕刊フジがかつて印刷されていた工場をアート、オフィス、ギャラリー、スタジオといった多目的ビルとして改修したクリエイティブスポットである。 5 月 11 日に開催された一般客向けのオープニングイベントでは、ライブペインティング、ライブ DJ、インスタレーション、ライブオークション、野外バーべキューが催された。ちなみに業界関係者向けの Lady Gaga のシークレットライブもここで開催されている。 しかし、Tabloid の魅力は単にガガの目にかなったことだけではない。スケールの大きさに加え、東京湾沿岸、日の出駅のすぐ側という素晴らしい立地条件。この近辺は、新世代ヒップスターには今までほとんど注目されていなかった地域である。

建物を覆うように描かれた大きな見出し風アートはまさに Tabloid という名前にぴったりだが、目を引くサインアートは外部だけではない。内部に入ると、文字は小さいがウィットに非常に富んだ様々な見出しが建物のあちらこちらに見られる。筆者はピンク色に塗られた 4 階男子トイレの便器の上に「左手は右手が何をしているかわからない」という一文を見つけた。 パイプや通気孔といった同ビルの工業的要素は剥き出しのまま残されており、ひんやりとした狭い廊下の先にはギャラリーやオフィススペースが、視覚効果を狙った表示と共にあちらこちらに設けられている。


入り口に位置する趣ある木目調のカフェではドリンクや美味しい食事が味わえるだけでなく、テナントはピンク色のお洒落な自転車をレンタルすることができる。 また、仕事の休憩時間にエクササイズを楽しみたいテナント向けにシャワールームも併設されている。屋上のデッキスペースからはレインボーブリッジが見渡せる。 木製の床に切り株でできた椅子が置かれたデッキスペースは、マンハッタンで人工的に建設されたHigh line公園を髣髴させる。 「実際に High line からインスピレーションを得てこのテラスをデザインしました(原文英語)。」と、Tabloid プロジェクトチーム、ReBITA のエグゼクティブプロデューサー、原田ヤスヒロさんが説明してくれた。
今年 3 月、Tabloid のオープンに目を付けたオランダのデニムファッションブランド、G-Star Rawは、お洒落な南青山から同所へと真っ先にショールームを移転している。 「Gold のようなディスコが流行っていた当時は、このエリア一体は街中の人々が繰り出してきたかと思うほど盛り上がっていました。(原文英語)」と、東京湾沿岸にある倉庫クラブが絶頂期だった 1990 年代初期について G-Star Raw の日本地域マネージャー、ヤタ・タツオさんは話す。 また、将来 Tabloid にて G-Star Raw 関連のパーティーを開催する予定もあるそうだ。

さて、Tabloid は、ニューヨークの Meatpacking District やロンドンの South Bank のような新ホットスポットとなるのだろうか? 素晴らしいアートに夜景、そしてパーティーとくれば、人気に火が付くことは間違いない。
港区海岸 2-6-24 tabloid-tcd.com
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