日米安全保障条約もついに萌え化
遂にKAWAII同盟の幕開けだ何年もの間、自衛隊のキュートなマスコットキャラクター、ピクルス王子は外国人をクスクスと笑わせていた。ところが今回、日米安全保障条約改定 50 周年に際し、なんとアメリカ軍までもがコミック作成に力を注いでいることが判明した。「コミック」と言っても劇画的なアメコミではなく、「萌え」であることを明記しておきたい。遂に可愛い同盟結成ということなのだろう。
『わたしたちの同盟:永続的パートナーシップ』と題されたこのマンガは、在日米軍のウェブサイトより 無料配信 されている。アメリカを擬人化したUSA こと「うさクン」が、日本のお友達、新居あんず(アライアンズ=アライアンス(同盟))ちゃんの自宅をホームステイ、2人の会話を通して両国間の関係を説明する。
人気漫画家、ヒライユキオ氏がイラストを担当していると聞けば、その本気度がお分かりいただけるだろう。
USA君に叩き潰されたゴキブリ
今年 6 月、内閣総理大臣鳩山由紀夫氏を辞任へと追い込んだ沖縄普天間基地問題など、日米同盟に対し良い印象を与えたいというのが、漫画化された理由の1 つとしてあるのは間違いない。もともと日本には 政府機関から廃棄物再生施設、各都道府県に至るまで、マスコットキャラクターを勢揃いさせている。複雑で緊張関係に陥りやすい両国間の姿を、可愛いキャラクターによって和らげてしまうことが狙いだ。事実、『わたしたちの同盟』では、日米同盟に関するマイナス要素については一切触れられておらず、プラス面ばかりが描かれている。
小さな勇者うさクンが、あんずちゃんの家でゴキブリ退治しようとせかせかと動き回る。そしてうさくんは、叩きつぶしたゴキブリ死体を勇気凛々と掲げ、一言。「台所を守ったよ!」 これは、パワフルなアメリカと同盟を結ぶ意義を仄めかしているに他ならない。
問題は、その叩き殺されたゴキブリが一体何を表しているのか、ということである。その答えは 2010 年以内に完結するであろう続編で明らかにされるだろう。





