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Plastic Love でノスタルジアに酔いしれよう

Plastic Love でノスタルジアに酔いしれよう

昭和 50 年代に浸れるバー
ゴールデン街、ロックバー短命アイドルからバンドまで、レコードを幅広く取り揃えている

「80 年代と思われるかもしれませんが、実際は昭和 50年代をイメージしたバーなのです。」と、 Bar Plastic Model のオーナー、関根さんは言う。 違いが分からないのであれば、新宿ゴールデン街にひっそりと佇む飲み屋に足を運んでいただきたい。

店内には 1970 年代半ばから 1980 年代を中心とした 7 インチのシングルレコードが取り揃えられている。 カウンターには、おつまみのナッツと共にたくさんのレコードが並んでおり、「音楽をお酒のお供のように思って欲しいです。店内のレコードに色々目を通しつつ、お酒と共に楽しんでいただきたいですね。」と、関根さんが話してくれた。

近隣店舗では同店とは年代の異なるコレクションを集めていることが多いが、関根さんはノスタルジアに彩られた昭和 50 年代を好む。 「中学生のときに聴いた音楽が今も頭から離れることはありません。 1970 年代の音楽も好きですが、あまり意識していないのでなかなか深くは語れませんね。」

ちなみに昭和 50 年代とは 1980 年代前半に属している。 「昭和 50 年代は、今では安っぽい時代だとか恥ずかしい時代だと思われ軽視されています。思い出したくない人もいるようですね。経済的にも非常に余裕のある時代だったので、人々は裕福でした。」

シンプルさが美学とされる今日とは対照的に、「何でもアリ」の昭和 50 年代の雰囲気は独創性を高めたとされている。 しかし、昭和 50 年代の音楽は、ウェスタンスタイルと日本スタイルが混在していた 1980 年代とは一線を画している。

ゴールデン街、ロックバー
BPM の関根さん
1972 年から 1980 年(昭和 47 年から 55 年)まで活躍した山口百恵がその良い例だろう。 関根さんは、ロックと演歌がミックスされた彼女の音楽の特徴を話しながら、 1979 年にテレビ放映された『プレイバック』の映像を見せてくれた。 紫色のサテンの帽子を被り、メッシュの手袋を付けた山口百恵がドラマチックにカメラをチラッと振り返る。

素晴らしい歌声と魅力を併せ持つ山口百恵は、観衆を虜にした。 関根さんによると、幼少期に父親が蒸発した過去を持つ山口百恵は、人々を癒し、忘れ去りたい記憶や辛い思い出を受け入れられる手助けになっていたのだそうだ。

そんな山口百恵とは一転、短命デュオだったのがピンク・レディー。 きらきら光るジャンプスーツに触覚を付けてディスコミュージックを歌ったり、キャッチーなフレーズでカップヌードルを始め様々なコマーシャルに登場した。 ピンク・レディーを描いたアニメシリーズもあるほど。 まさに日本のアイドルの先駆け的存在だ。

慣れた手付きでレコードをひっくり返しながら、関根さんは一風変わった珍しいコレクションを見せてくれた。 1 つはロバート・レッドフォードが出演した日本の男性用化粧品のコマーシャルもので、アメリカのカントリーミュージックアーティストが作詞を担当した作品。 もう 1 つは日本で劇場公開されたジャッキー・チェン主演の『ドランクモンキー 酔拳』のエンディングソングとして作られた曲。カバーの絵はルパン 3 世のクリエイターとして知られるモンキーパンチが手掛けている。

これこそ関根さんがシングルレコードを愛する理由なのだ。 LP 盤は興味深いが、決して遊び半分ではない芸術性がある。その反面シングルはもっと商業的であり、ジャケットに遊び心が溢れている。 チープであってもその時代を反映し、それが非常に魅力的なのだ。

詳細はこちらから。

住所: 新宿歌舞伎町 1-1-10 1F

電話: 03-5273-8441

東京在住の Jody Godoy は、旅行、文化、アート、エンターテイメントを中心に執筆活動中のフリーランスライター。
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