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ニッカブレンダーズ・バー: ウィスキーは芸術?それともサイエンス?

ニッカブレンダーズ・バー: ウィスキーは芸術?それともサイエンス?

低価格ウィスキーで有名な日本のウィスキーメーカーのニッカは、数少ない同社の高級ラインにも非常に定評がある。 青山にあるニッカブレンダーズ・バーで、その秘密に迫ってみよう。
The colorful Super Nikka sign burns like a beacon in the night to all whiskey fanatics. (Photo by Flickr user dh)

味わい深いブレンドデッドウィスキーを作る秘訣は、ブレンド割合に懸かっている。 南青山のニッカブレンダーズ・バーでは、来店客自身がブレンド体験できるなど、ブレンド割合を学ぶ絶好の場所である。&

ニッカウィスキー本社ビル地下 1 階に店舗を構えるブレンダーズ・バーでは、 6 種類のウィスキーを 3,000 円でテイスティングできる。個性豊かなウィスキーを創造するのに必要な 5 種類のキーモルトと、 1 種類のグレーンが味わえるユニークなメニューである。 きっかり 15ml のウィスキーが入ったグラスが、可愛らしい木製のお盆に、名前と特徴付きで並べられている。例えば、 ナンバー 2 の余市は、「peaty & salty (スモーキーで、塩気がある)」、ナンバー 5 の宮城峡は、「soft & dry (ソフトでドライ)」、といった具合だ。&

マネージャーの平野和也氏によると、最初は、それぞれのウィスキーをそのまま味わってみるのが良いそうだ。

「6 種類とも全く違う味わいなので、 それぞれの特徴を把握してしまえば、お客様ご自身でブレンドを楽しんでいただけるようになります。」と、平野氏は話す。

Nikka Blender
The six-whiskey sampler laid out on the bar.
風味の違いを感じ取るのは、案外簡単だ。 6 種類のテイスティングセットのナンバー 1 は、シェリーの貯蔵樽で熟成されたキーモルトで、ニッカブレンダーズ・バーでしか味わえない一品だ。樽香に、甘さと香ばしさが調和した味わいである。 ナンバー 6 は、とうもろこしを主体としたグレーン原酒で、滑らかな甘みと深みがある。 北海道の余市蒸溜所で作られたウィスキーには、重厚なコクがあり、仙台の宮城峡蒸溜所で作られたウィスキーは、豊かな柔らかさが特徴である。

ワイン同様、ウィスキーの味わいにも地理的要因が関係しているのだ。 北海道の潮風は、余市のウィスキーに使用される草炭に深い味わいを加える。 また、蒸溜方法の違いも、風味に大きく影響する。 余市ウィスキーは、特別仕様の蒸溜製造器を使って、スチーム式ではなく直火式で蒸溜するという、竹鶴政孝が 1934 年に初代ニッカ蒸溜所を設立した当時と同様の手法で蒸溜されている。 この手法だとウィスキーに残る揮発性物質の濃度が高くなるため、濃厚で深みのある味わいのウィスキーができるのである。

ウィスキーをブレンドしていると、化学の授業を受けているような気分になる(もちろん授業よりずっと楽しい)。 メニューには、ニッカの 7 つのスタンダードブレンド&製法&が載っているのだが、これを正確に読める人はまずいないだろう。 ウィスキーを 6 ショット分も飲んだ後は、3 パーセントのお酒も、限りなく 7 パーセント近くに感じてしまうからだ。 いや、 10 パーセントかもしれない。&

「これらのブレンドは、特別かもしれませんね。」と平野氏は笑う。

ニッカブレンダーズ・バーには、ニッカの受賞作品竹鶴 21 年ピュアモルトや、希少な 70 周年のスペシャルブレンドなど、80 種類以上ものウィスキーが常備されている。

ニッカブレンダーズ・バー
: 港区南青山 5-4-31 ニッカウィスキー本社ビル B1 、電話:03-3498-3338。


Melinda Joe です。 ルイジアナ州からやって来ました。もともとは 1 年だけ日本に滞在する予定だったのですが、日本食とお酒にすっかり惚れ込んでしまいました。 ご覧の通り、今も日本に居ます。
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