お洒落なプラスサイズ: アジアで楽しむプラスサイズショッピング
アジアの「ビッグサイズ」ショッピング問題
中国では体重増加が問題になっているが、体型に気を使うことがまるで趣味のようになっているアジアの大都市では、通常大柄体型はマイナス要素として捉えられることが多い。 「シンガポールでは、テレビは痩せるプログラムでいっぱいです。痩せてさえいればいい、痩せていれば美しいといったメッセージで溢れています。」と、ショッピングウェブサイトBig n Beautifulのオーナー、Erica Sim さん(30 歳)は話す。 「友達が休憩時間におやつを食べている中で、縄跳びをしなければいけないのは非常に屈辱でした。」と、肥満学生にダイエットとエクササイズを強制するシンガポールの国家プログラム、Trim and Fit (TAF)に対する辛い思い出をも語ってくれた。
Erica さんは、アジアではプラスサイズのレディース服の選択肢が非常に限られていると嘆く。 「たとえあったとしても、値段がとても高いのです。 逆にリーズナブルな価格で販売されているものは、おばさん臭くてダサいデザインなものばかり。」そして店員の態度で追い討ちをかけられるらしい。 「店員にそっけなくあしらわれたり冷たい目で見られるなど、プラスサイズ女性のブティックでの辛い体験談を互いに話し合っています。」と、大柄な人のために美しい洋服を販売するシンガポールのウェブサイトショップBig On Attitudeの Candy Chow さん、Daphne Aw さん、Wendy Chow さんは語る。
母国では肥満とはされなかった外国人も、アジアで洋服を購入するとなると思わぬ壁にぶつかる。 起業家の 男性、Owen Rosa さん(33 歳)は日本に住んで 10 年以上になる。 身長 183cm 体重 93kg の Owen さんは、「店員は何か合うものをと探してはくれるのですが、ほとんどの服はとても小さい。買い物に行く度に、日本は外国人を受け入れたくないのだと思ってしまいます。」と、日本国内の洋服店に足を運ばなくなった理由を語った。
耳寄り情報: アジアでは、プラスサイズビューティーを応援するコミュニティーが登場するなど、大柄消費者のための選択肢が増えつつある。
世界的な洋服ブランドを利用
アジアのブランド服は、小柄な消費者に合わせて小さめにデザインされている場合が多い。 しかし、世界的なブランドは、アメリカサイズの 14 号(イギリス 16 号)やそれ以上のサイズなど、様々な体型に対応できるよう幅広いサイズの洋服を取り扱っている。 Next、Topshop、Gap、Dorothy Perkins、Marks & Spencerなどを試してみてはいかがだろうか。
さらに、香港のBossiniやGiordano、シンガポールのSant RolaneやYork Boutique、日本の Uniqloなどアジア発の小売チェーン店でも、大きなサイズの洋服が購入可能。
百貨店
多くの百貨店では、大柄な顧客のための商品が販売されており、 主に「プラス」や「クイーン」といった名前が付けられている(ちなみに日本のマルイでは「Model」という名称)。 しかし、アメリカサイズの 10 号や 12 号以上の商品を見つけることは難しいかもしれない。
オンラインストアとコミュニティーサイト
急成長するプラスサイズのウェブコミュニティーは、洋服の販売や情報交換の場として大いに役立っている。 シンガポールのBig n BeautifulやBig On Attitudeでは、女性らしいボディラインを強調するシックなデザインを楽しめる。シンガポール製がほとんどで、リーズナブルな価格設定だ。 台湾のColor Pencil は、ゴージャス感のあるストリートスタイルでキメた大柄女性の写真が特徴的。
オーダーメイドファッション
リーズナブルな価格でオーダーメイドの洋服を手にいれたいと考えていればアジアがお勧めだ。 お気に入りのデザインの写真をテーラーに持っていけば、様々なサイズや素材であなたにぴったりな 1 品を作ってくれる。 オンラインでの注文も可能: 中国のFanplusfriend では、通常フリーサイズ(アメリカサイズ約 4 号)でしか販売されていないゴスロリ、コスプレなど原宿スタイルのファッションをカスタムオーダーできる。
プラスサイズの明るい未来
2008 年シンガポールの教育省は論争の的となっていたプログラム、Trim n Fit を中止し、全学生を対象にした Holistic Health Frameworkを実施し始めた。 さらに昨年 12 月、Big n Beautiful はシンガポールで初となるプラスサイズファッションショーを開催、地元メディアに温かく受け入れられている。 プラスサイズコミュニティーの拡大に加え世界的なブランドショップが進出したこともあり、このショーの主催者は痩せていないアジア人のショッピングも楽しくなる日は近いのではと大いに期待している。









