Jump to Navigation
健康問題が懸念される日本の 3D 業界

健康問題が懸念される日本の 3D 業界

消費者の関心を一気にさらった 3D ホームシアターは、視聴後の健康被害が早速報告されている

トイ・ストーリー 3D
動き回るのは止めてくれ! 気分が悪くなるんだ!
ライフスタイル雑誌やガジェットウェブサイト、家電量販店を覗けば 3D 映画や 3D テレビが 2010 年の最新商品として多く紹介されていることに容易に気が付くことだろう。 だが 3D 対応製品が思いのほか売れ行き好調であるという消費者調査が公表されたのと同じ週に、日本の国民生活センターはその問題を指摘した。体に良くないという専門家の警告によりこの先市場の行方は暗くなってしまうのか?

市場アナリストBCN は、今年 7 月の PC /デジタル家電の販売実績のうち 3D テレビの販売台数が 1.3 %、 3D 対応レコーダが約 3 %であると公表した。最新家電や高価なテックが驚きの速さで人々の生活に浸透しているという事実を浮き彫りにしたのである。

これに対し国民生活センターは、 3D 画面の視聴中あるいは視聴後に注意喚起すべき健康被害が寄せられていると報告している。

同センターによれば、3D 映像により、乗り物酔いのような症状や物が二重に見える、目の痛みが数日間続くといった相談事例が寄せられているという。 現段階では被害件数は大きくないものの、国民生活センターでは体調不良を感じたら視聴をただちに中止、映画館や 3D ホームシアターシステムにて『トイ・ストーリー 3(D)』やその他の 3D 作品を鑑賞する際には、子供の体調や様子に注意を払うよう注意喚起を行っている。

最新テックに真っ先に飛びつくのは日本ということもあり、西洋諸国における 3D 視聴による反応はこれからになると予想される。夢の 3D テレビが消費者の手に届くようになったのは良いが、メーカー側はエチケット袋の準備もしておいた方が良さそうだ。

 

Mark Hiratsukaは、CNNGo Tokyo 編集者。英国でスポーツライターとして働いた後、留まることを知らない日本の消費テクノロジーに興味を持ち、さらに理解を深めるため東京に移り住んだ。

Read more about Mark Hiratsuka